熊本市街にある、「ラーメン龍の家(たつのや) ワシントン通り店」には、繰り返し食べに行きたくなる限定メニューがあります。
それが、「龍の家流 熊本ラーメン」。
豚の頭の骨と水のみを高温で炊く濃厚なとんこつスープと、黒マー油の調和から生まれる、ほかにはない風味。
あなたも、どうぞ召しあがれ。
スープ同様、店舗で毎日手づくりするプリンもおすすめです。

龍の家流
熊本ラーメン
1,070円(税込)
とんこつに黒マー油。中太のストレート麺、揚げにんにく。熊本ラーメンの基本を守りながら、その風味は一味違います。
来店客の要望を
受けて開発。
「ラーメン龍の家」(以下、龍の家)は、とんこつ発祥の地である福岡県久留米市で1999年に創業。約20年前に熊本にも出店し、ワシントン通り店がオープンしました。現在、東京を含め10店舗あり、そのうち4店が熊本で展開されています。
この記事でおすすめする、「龍の家流 熊本ラーメン」は、ワシントン通り店限定の人気メニュー。同店で提供しはじめたきっかけを聞いたところ、「県外から観光でいらした方を中心に、『熊本らしいラーメンを食べたい』という要望をいただくことが多かったためです」と店長の髙崎伸(たかさき・しん)さんが教えてくれました。
同店のある場所は、通りの名前の由来でもある、熊本ワシントンホテルプラザの隣。市街地であり、熊本城へのアクセスも便利なため、観光客が多いエリアです。加えて、地元の方々からも求められることが増え、その声に応えられたらとこのメニューが開発されました。
店長として、同メニューのスープを毎日手がける髙崎さんによると、「熊本ラーメンは、マー油が決め手。とんこつスープと調和することで、香味、苦味、旨味が変わります。そこに、それぞれのお店の特徴が出ます」とのこと。熊本市内で生まれ育ち、いまも「一か月のうち半分は、他店のラーメンを食べに行って参考にしています」と語る髙崎さん。とんこつスープの“本場”の久留米に住み、店長を務めた時期もあるそうです。
そのお話を聞いてからラーメンをいただくと、髙崎さんをはじめ、代々の店長が人知れず重ねた開発や改善の努力のあとが、このスープの向こうに見えてくる気がしました。

「調理を間近に見られることも楽しみの一つ。お一人でお越しの日は、カウンター席をおすすめします」(髙崎さん)

店名の「龍」は代表者の名前(梶原龍太さん)から、「家」はあたたかな場所にという願いから付けられました。
プリンがおいしい。
うれしい驚き。
このお店の魅力は、限定メニューの熊本ラーメンだけにとどまりません。お店で毎日手づくりする「とろけるプリン」は、心ぎゅっとつかまれる、もう一つのお楽しみです。清涼感があり、口のなかでとろける、ほのかな甘さのココナッツミルクとタピオカは、とんこつラーメンのあとのデザートにぴったり。これを目的に足を運ぶファンがいるのもうなずけます。
「女性のお客さまに喜んでいただけたらと、プリンは龍の家全店で20年ほど前から提供しています。おかげさまでこれを目当てにしてくださる方が増え、看板メニューのひとつになりました」(髙崎さん)。
料理はもちろん、居心地のよさも、このお店の特徴の一つです。店内は、清潔感があり、照明は明るすぎず、暗くない。店員さんに活気がありながら、楽しい食事を阻害する喧騒はない。そんな印象です。
「大切な人を連れていきたい。そう思っていただけるお店をめざして、接客を重視しています。また、創業時から、女性一人でも利用しやすいお店であることも意識してきました。そのため清潔感や心地よさを大切にしています」(髙崎さん)。一日の来客のうち、海外からの来店客が半分近いこともあるそう。そのためメニュー表示が多言語化されています。
居心地がよい店内。ほかにはない熊本ラーメン。ごほうびのようにおいしいプリン。あなたも、龍の家で体験してみてください。

とろけるプリン
350円(税込)
ココナッツミルクとタピオカのプリンが、もう一つのお楽しみ。
これが目当てのファンもいる自家製。「タピオカブームの前から、20年以上つくり続けてきました」(髙崎さん)


店長の髙崎伸さん(51歳)。
「熊本の好きなところは、人の情の厚さと、母の地元・阿蘇のカルデラの眺めです」

